視力が低下すると認知症になる?
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私たちは日常、朝起きて夜眠るまでの間、常に視覚からの情報を脳で認識しています。
ものを見るという事を厳密に言うと、外から入ってきた光は瞳を通し水晶体で光を屈折させて、網膜にピントを合わせます。
そして、網膜から電気信号に変えて視神経を通り、大脳皮質というところで認識して始めて私たちはものを認識します。
視力の低下の原因は
上の物を見るためのプロセスからもわかるように
○ピント調節のための毛様体筋の筋力低下
○脳の働きの低下
この2点によって視力低下が起こります。
脳の働きの低下による視力低下とは
例えば、むかし遊んだ記憶があるとおもいましが、「カルタ取り」において目の前に沢山の雑然と並べられた絵札を思い浮かべて下さい。
読み札を読み上げられて絵札を探している光景を。
確かに視界に入っているはずの絵札が、どこにあるのかわからないという状況これは目に入った情報を大脳が処理出来ていない
という状態です。
しかし、この場合は沢山の情報が一度にインプットされたために大脳の情報整理が追いつかず、認識出来ていないのです。
こちらの例はどうでしょうか
会社への出勤のために自宅の玄関を出て、近所の知り合いと挨拶を交わした後、「5分後にその知り合いの服装を思い出して下さい」と言われたとしたら、あなたはその服装を即座に答えられますか?
これは認知力と記憶力のテストですが、脳の働きの低下により、認知出来たであろう情報を取り入れるという動作が出来なくなるのです。
老眼による脳の衰え
老眼により視力が低下すると、今まで見えていたものが見えにくくなり、そのにより目から大脳への情報が少なくなります。
これは例えると、デジカメの画像データにおいて鮮明な画像と不鮮明な画像では情報量にかなりの差があることでわかると思います。
よって入力情報が少なくなった大脳はその情報量に慣れてしまい以前のように働かなくなり衰えていきます。
衰えた脳は、目から入った情報をしっかりと定着できないので、記憶力を低下させてしまいます。
すると物忘れがひどくなったり、ひいては認知症を招く恐れもあるのです。
まとめ
老眼が気になり始めたあなたは、近くのものや遠くのものを見えるようにするトレーニングと同時にものを見る時に、漠然と見るのではなく見えているものや周囲に意識をし、大脳への情報量を増やすことで、大脳のトレーニングについても意識していきましょう。