四十肩の原因と対処法
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40代になると身体のあちこちに老化と呼ばれる変化が現れてきます。
その代表的な症状の中の一つに「四十肩」があります。
今回はその四十肩の原因と対処法について書いていきたいと思います。
四十肩の原因
老化や運動不足による身体の機能が低下することで、関節やその周辺部分が炎症を起こすのではないかと言われていますが、はっきりとした原因は解明されていないというのが現状です。
四十肩の症状
- 服を着ようとして袖に手を通し腕を持ち上げたら肩に激痛が走った
- 洗濯物を干そうと腕を上げた途端に強烈な痛みを感じた
- 夜寝ていたら、突然眠ていられない程の痛みを感じた
共通点は耐えがたいほど強い痛みということです。
四十肩になりやすい人
- 肩・背中の筋肉を動かさない事で肩の可動域が狭まくなった人
- 仕事や家事で、腕を上げての作業、無理な姿勢をとる事が多い人
- 姿勢や寝相など生活習慣からくる身体の歪みがある人
肩こりと四十肩の違い
肩こりというのは簡単にいうと筋肉が緊張して凝固まっている状態のことです。
一方、四十肩は関節やその周辺部分が炎症を起こすことなので全くの別ものですね。
四十肩になったら
四十肩のなり始めは、激しい痛みに襲われます。そのため、無理をして肩を動かしてはいけません。(痛くてとても動かせないと思いますが・・・)
肩に負担がかかる運動や、重いものを持つことは避けてください。
とにかくこの時期は、無理をせず痛みが出る動作をしない事が第一です。
また、肩を冷やすと痛みが強くなるので、温湿布にて患部を温める事をお勧めします。
初期の激痛が治まってきて、痛みも「鈍痛や重だるさ」に変わります。
この時期になったら、腕の可動域を広げるために痛みと相談しながら少しずつ腕を上げたり、ストレッチを行っていきます。
肩関節を動かさずにいると、痛みが消えてからも腕が上がらなくなっていまうことがあるからです。
40代からの肩メンテナンス
肩と腕の筋肉をやわらげるストレッチ
- 手のひらを上にして片腕を前方に伸ばす
- もう片方の手で、指先をゆっくりと下に押して腕の筋肉を伸ばしていく
- この状態を20~30秒間保つ
- 反対の腕も同様に行う
- 次に、両手を腰にあて、左右の肩甲骨を真ん中に寄せるようにして
- 両肘(ひじ)を後ろにゆっくり引いていく
- 腕の付け根あたりが伸びるように意識して、10回行う
- 今度は、背中に両手の甲を当て、下にある手をもう片方の手の上に順に動かしていく
- 背中の上に向かって、無理をしないでできるところまで続ける
- 最後に、肩甲骨を動かすように肩を回して力を抜いていく
タオルを使ったストレッチ
- 肩幅と同じ長さのタオルの端を両手で持ち、背筋を伸ばしてバンザイする
- そのまま姿勢を崩さずに、上体を左へゆっくり倒していく。
- その際、脇腹、肩甲骨(けんこうこつ)、肋骨(ろっこつ)あたりが伸びているのを意識しましょう息をゆっくり吐きながら30秒キープ
- ゆっくりと元の状態に戻す
- そのままの姿勢で同じように右に倒していく
- 息を吐きながら30秒キープ
- ゆっくりと元の状態に戻す