肋骨骨折って治療は何をするの?

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肋骨(ろっこつ)骨折という言葉を聞いたことが無いという人
はあまりいないのではないでしょうか

それだけ身近で病気であり、実際に肋骨骨折の経験があるという人も
周り近所に何人かいるのではないでしょうか

そもそも肋骨とは、胸部の肺や心臓その他の臓器を外部からの
衝撃から守る役割があります。
なので上半身の大部分を守備範囲としつつ、十分な保護力が必要で
かつ、上半身のしなやかの動きに対応するという
相反するような2つの条件をみたすために
細くて長くその上、湾曲した形状をしています。

よって外部からの強い衝撃や圧迫であったり
一点に集中的に強い力が加えられたり
繰り返される筋肉の動きに合わせてその疲労が肋骨に蓄積される事で
骨折やひびが入ってしまうということだと思います。

私も過去に2度、肋骨骨折を体験しております。
最初は三十代の頃に、鉄パイプで作られた2m位のはしご階段を降りる途中に
足を滑らせました。
そのまま飛び降りれば良かったものを、とっさに左手一本ではしごを掴み
全体重が左腕にかかった瞬間、左脇の下やや背中よりからブチッと鈍い音がしました。
私はてっきり肉離れだと思い込み湿布を貼りました。
しかし、次の日になっても回復傾向に向かわず
くしゃみをしたり夜中に寝返りを打とうとすると左脇腹にズキンッと痛みが走りました。
特に大変なのが起き上がる時で、腹筋を使って一気に起き上がるなんてとても出来ません。
寝そべった状態から、痛みが出ない体勢を探りながらゆっくりと身体を反転させて、
うつ伏せになってから腕の力で上体をゆっくり起こしていきます。
なので目覚めてから起き上がるまでには、数分間かかりました。

ようやく、これは肉離れじゃないことに気づき、
病院で一から説明すると整形外科へ案内され肋骨骨折が判明しました。

担当医によると肋骨骨折の治療は、「安静にして折れた骨がくっつくのを待つしかない。
痛みがひどい場合は痛み止めを出しますよ」と言われました。

痛み止めは確かに効果があり、骨折の痛みは治まりました。
しかし、私は元々胃が弱く骨折痛の代わりに胃痛に悩まされることになりました。

どっちの痛みを取るか究極の選択です。

因みに、痛み止めは胃を荒らすため、胃腸薬も一緒に処方されていましたが
私には効果がありませんでした。

骨折の痛みは一ヶ月程で収まったような気がします。

二度目の骨折は、四十代になってから風邪をこじらせて肺炎になった時です。
その肺炎が治まりかけた頃に、右脇腹に以前経験したズキッという痛みを感じました。

風邪をこじらせてから1~2周間程咳が止まらず、一度咳が出だすと気管支辺りが
ゼーゼーした感じになり、次々と咳が気管支辺りから込み上げてきます。

特に酷いのは、夜中で咳をする反動で上半身が浮き上がり、
それを繰り返すので腹筋が痛くなりました。

これだけ咳をすれば肋骨への負担も相当なものだろう。疲労骨折を起こすのもわかると納得しました。

今回は、学習して病院へは行きませんでした。

なぜか?病院へ行っても治療はないし、痛み止めを飲むと強烈な胃痛に襲われるからです。

骨折痛に耐えながらできるだけ脇腹に負担をかけないようにしていたら、2週間程度で痛みが収まりました。

骨折の原因やその時の状況によっては、折れた骨によって肺や血管を傷つけ
大事になる恐れもあるそうなので
念の為、医療機関で診察してもらうことをお勧めします。