シチリア島エトナ山噴火で8人負傷!御嶽山噴火との被害の差はなぜ?
スポンサーリンク
16日にイタリア・シチリア島のエトナ山で突然噴火が起こったとBBCニュースが伝えています。
噴火と同時刻に、たまたま居合わせたBBCのスタッフや観光客は大慌てで岩陰や雪上車へ避難したそうです。
火山の噴火と聞いて思い出すのは、2014年に起きた、長野県と岐阜県の県境に位置する御嶽山の噴火ですね。
戦後最悪の火山災害と言われ58人の尊い命が犠牲となりました。
今回のエトナ山の噴火では約8人が負傷されたみたいですが、死者はいない様子です。
今回の噴火と御嶽山の噴火では何が違うのか、調べてみました。
目次
シチリア島エトナ山の噴火
イタリアのエトナ山噴火 間近でBBCが撮影中に - YouTube ⬅クリックすると動画が見れます
●発生時刻
発生時刻については伝えられていませんが、映像を見る限り昼間であることがわかります。
●天気
青空が見えていて快晴のようです
●噴火の様子
水蒸気と溶岩流が合わさって巨大爆発を起こしたそうです
噴火の煙が白いところが多いので噴石よりも高温の蒸気が多かったものと思われます
その後はホワイトアウトになりました
●噴火口周辺地形
映像から見ると、噴火口周辺は平坦な地形のように見えます
●登山者の人数
詳細は分かりませんが、度々噴火していたそうなので、そんなに沢山の登山者はいなかったのではないでしょうか
それよりも、なぜ入山規制がかからなかったのか不思議ですよね?
スポンサーリンク
2014年の御嶽山の噴火
御嶽山噴火の瞬間の映像 - YouTube ⬅クリックすると動画が見れます
●発生時刻
2014年9月27日 11時52分
●天気
青空が見えていて快晴のようです
●噴火の様子
地下水がマグマに触れて、蒸発した水蒸気が圧縮されたことによる水蒸気爆発の噴火
噴煙は灰色をしていて噴石や砂、埃が多いのではと思われます
その後は砂埃で真っ暗になりました
●噴火口周辺地形
映像から見ると、噴火口周辺はゴツゴツとした急斜面で走りにくい地形ですね
●登山者の人数
噴火当時は秋の紅葉のシーズンで御嶽山は紅葉の名所
また当日は土曜日で近隣だけでなく遠方からも訪れ、天気も良いため登山にとって絶好の条件が揃っていた
さらに、発生時刻が11時52分の為、被災者の多くが絶景を眺めながら昼食を取ろうと山頂付近へ集まっていた
被害に差が出た原因は
- 噴火の危険性を認識ですね。エトナ山では頻繁に噴火していて危険性を認識していたのではないでしょうか。一方、御嶽山においては全くの無警戒だったでしょう
- 噴煙に岩石類が多く含まれていたのが御嶽山だったために、犠牲者の多くは噴石が頭に当たり致命傷を負ったり、または、身体に辺り身動きが取れなくなりその後の硫化水素で亡くなった方が多いそうです。
- 検死を担当した医師によれば、犠牲者のうち10人近くは7~8割が後頭部・背中に致命傷を負っており、そのうち半数は噴火の写真を撮影していたそうです。「もし噴火の写真を撮らずに一刻も早く退避行動をとっていれば・・・」と思ってしまいます。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。